おめでとうございます
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

関係諸氏のお陰をもちまして,順調に歯科医業を営むことができていることに深く感謝いたします。

未曾有(みぞう)の経済危機の最中,歯科界も決して安心できる状態ではないようです。先日お会いした(歯科)業者の方から,資金繰りに行き詰まっている歯科医院も多く,チラホラと閉院や廃業が出始めていると聞きました。医療界は景気に左右されにくいという特徴がありますが,歯科界はそうではありません。

特に,歯科界はここ数年来,政府の保険診療報酬の引き下げにより,歯科医院の経営は圧迫されています。中でも,大都市部の歯科医院の多くが,現状の保険診療報酬だけでは,医院維持費を賄うことが出来ず,経営が成り立たたない状態にあります。

そのような状況下で都市部の歯科医院は,自費診療,特にインプラント治療に活路を見出し,積極的にインプラント治療を取り入れるような風潮がありますが,景気の下振れが大きくなればなるほど,付け焼刃的な治療を行い始めた歯科医院にとっては逆に厳しくなると思われます。

インプラント治療は歯科治療の派生商品(デリバティブ)であり,収益性で言えば「レバレッジ」に似ています。インプラント治療は,この度,米国を大恐慌以上の危機に陥れた「金融デリバティブ」「レバレッジ」のように,歯科医院へ危機をもたらす可能性もあると,強く感じました。

インプラント治療は,治療費も高額ですが,(キチンと治療を行うと)かかる経費も高額になります。また,保証や過誤に対する補償のリスクも大きなものになります。

地に足の着いた治療を行わなければ,大きなリスクが,逆に梃子(レバレッジ)となり負の効果が降り注ぐこととなります。

今年も,確実な治療を心がけ,一症例一症例大事に鋭意努力してゆきたいと考えておりますが,医院側だけの努力では達成できないのが歯科治療です。

患者さんのご協力ならびにご理解なくしては,歯科治療は成功しませんので,よろしくお願い致します。

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