休日のインプラント
先日、自分の体調の件で気になることがあったので、病院に行った。歳はとりたくないものであるが自然の摂理には適わない。

大したことないことであったが、保険証を使う機会も滅多に無いので、時には診察される側の気持ちになってみようと、ふらりと近くの病院に行ってみた。初診は2時間半ほど待たされたのは、ある程度覚悟の上であったが、検査結果を聞くために、再診にて来院した際は予約にもかわらず1時間半待たされた。

初診の時も、再診の時も予想外に時間がかかり、自分の仕事を変更した・・・

結論から言えば、病院があのような状態では、助かる命も助からない。

病院に行けば、待たされるのではないかと心配になる。待たされない病院に行くのはもっと心配だ。

結局、今の日本の現状として、働き盛りの人間はきちんとした医療を受けられないような構図があると感じた。

病院での診察内容も、疑問だ。2時間も待たされた挙句、「じゃあ検査してみましょう」で終わり。再診に至っては、「大丈夫ですね。気になるようなら時間を置いて再検査してください。」で終わり。

同じ医療を行う者として、状況は理解できるし、仕方ない理由も分かるが、あまりにも医療が医師(病院)側の都合になりすぎていると感じた。

私は、短い診察時間や安い医療費を希望していたわけではなく、キチンと診察して、とことん調べて欲しかった。急性症状があったわけではないので、予約を取るために順番を待つし、それ相当の医療費を払っても良いとも思っていたのだが、ベルトコンベア式の診察しか受けることが出来なかった。

ニーズに対応できない医療機関も問題があると強く感じた。

そこで、自分達の医院に照らし合わせ、自分達にも何か改善点はないか?するべきことはないか?を考えてみた。

今回の私の例のように、予約を取り、休日にゆっくりと診て欲しい、治療をして欲しいというニーズがあるのではないか。特に緊急性のない治療である、インプラント治療は、休日にじっくりゆっくり診て欲しいと考える方々が多いのではないかと思った。

幸い当院では、医院コンセプトに「通いつづけてもらえる医院を目指し」を掲げ、当院では医療を受ける側の立場から、医院作りを心がけている。その中でも、夜間診療と休日診療は、開業当初から、変わらぬ形態を維持しており、皆様からもご支持いただいている。

しかし、ニーズと受入体制はあるがそれを結ぶ、明確なラインが存在しなくては、医療ニーズを実現することはできないと考え、明確に「休日のインプラント」を提示し、積極的なキャンペーンを行うことを企画した。

多様な医療ニーズに対し、細心の配慮と最新の技術で対応するのも、また、当院の医療コンセプトの一つである。
良い歯医者、悪い歯医者
先日、電話で患者さんからこんなことを尋ねられた。
「京都に住んでいる母が、インプラントをしたいそうなのですが、良い先生を探すにはどうしたらいいですか?」

難しい質問だ。

さて、良い先生って、何を基準に良いと判断されるのであろうか?患者さんは、もちろん、患者さん側から見て良い先生ということである。つまり、言い方は失礼だが素人の猯匹き瓩箸いθ獣任澄しかし、わざわざ歯科医師に猯匹き瓩箸いθ獣任魑瓩瓩突茲詭だから、求めているのは素人の猯匹き瓩任呂覆、玄人の猯匹き瓩箸いΔ海箸任△蹐Α

素人と玄人、アマとプロの違いは何であろうか?先日、何かの番組で青木功と千代の富士が全盛期であった時に、「アマとプロの決定的な違いは?」との質問に「プロは言い訳をしない」と同じ答えをしたということが取り上げられていた。このように、時々プロとアマの違いが議論されることがあるが、私が考えるプロとアマの違いは、時間とプライドにあると考える。プライドは簡単だ。プロとしての自覚、すなわち、仕事に対するプロとしてのプライドである。これは、誰しもが納得できることであろう。

一方、時間とは?仕事に対する従事する単純な時間もそうだが、仕事の継続性や耐久性であると私は考える。アマの仕事は瞬間的、暫間的、短絡的で、プロの仕事は永続的、継続的といえるのではないか。

そのような観点から、アマの患者では考えることができない、時間的な視点、専門的な視点から、治療を考え、計画を提示することが、プロである歯科医師には求められていると考える。

患者さんの視点で猯匹き瓩箸歪砲なく、早く、正確に、キレイに、安く治してくれる歯科医が猯匹せ医者瓩箸覆襦そしてそれは歯科医師側からも同じものを目指しているが、ちょっと視点は異なることになる。

分かりやすい例を挙げてみる。
「歯が痛い」と来院された患者さんに、「では痛みを取りましょう」と、麻酔をして終わりにします。痛みの取れた患者さんは、喜んで帰ることでしょう。一瞬にして、痛みを取り去り、歯も削らず、診療費も麻酔代金だけですから、患者さんは大喜びです。
しかし、殆どの方が理解できると思いますが、原因を除去せず、痛みだけ取り除いた治療では、いずれ(この場合麻酔の切れる2〜3時間後に)は再び、歯の痛みに患者さんは苦しむことになります。
この麻酔だけして痛みを取り除いた治療は、決してプロとしての仕事とは言いがたいと思います。

分かりやすいように、極端な例を挙げましたが、実際、程度の差はあれ、似たいような事は治療時に起きているのではないでしょうか。

私が学生だった頃、先輩歯科医師から「自分が受けたくない治療、身内にしたくない治療を患者にしては駄目だ!」といわれ、なるほどと思ったことがあります。プロとしてのプライドもあるが、時間的な要素を含んだ教訓だと理解しています。自分が受ける治療は、自分の生命が続く限りともに関係するので永久的である。身内も半永久的だ。他人である患者さんは、縁が切れれば、他人である。

自分や身内に対する治療に、永続性を求めるのと同様、他人である患者に対する治療も同じように、永続的な治療を追及するものだと言い換えることができる。

そのような、観点から、猯匹き畛科医を探すには・・・・
関係者(親類縁者、スタッフ、同僚歯科医師、衛生士)の診療を行っている歯科医師が猯匹き瓩犯獣任任る。

なかなか、難しい見分け方であるが、料理人が通うレストランはおいしいのではないだろうか?
久々の悪戦苦闘
先日、インプラントの大家でブログに掲載したが、その方の3本のインプラントの2次手術を行った。

日本でインプラントを行う歯科医師は、その先生の名前を知らない人はいないほど高名な先生により、そのインプラントは1992年ごろ行われた。その後順調であったが、3年前ほどに、上部構造体(冠)が脱落。なじみの近医にて見てもらったところ、手が付けられないということで放置されたということであった。X線の結果から、フィクスチャ(骨内に埋め込まれるチタン製のネジ)にはカバースクリュ(フィクスチャのインターフェイスを塞ぐキャップネジ)が装着されていない。フィクスチャは適度に歯肉に被覆され、腫脹と自壊を繰り返しているようだ。

使用されているインプラントシステムはブローネマルクシステムで、極めてノーマル。おまけに執刀医からのサイズの情報提供も受けており、イージーケースと、2次手術(頭出し手術)を行った。

しかし開けて見てビックリ。フィクスチャのインターフェイスには、何か得体の知れない灰色の物質が詰まっていた。おまけに、8番相当部(親知らず)に埋めこまれた1本のフィクスチャはどうやら最初からスリーピングになっているようだ。スリーピングとは、フィクスチャを埋めるだけ埋め、使用しないことを言う。方向が明らかに悪く、保険的に埋入したものの、使用するには難しいと判断したのだろう。

さて、この未知の物体“グレー”触ってみると、1本は柔らかく、もう一本は硬い。柔らかいほうは、探針にて取り除くことは容易で、シリコーン系の印象材か何かだと推測できた。しかし、もう一本の方は硬く、探針で引っかいてもびくともしない。マイクロスコープ下で超音波スケーラーを用い、慎重に格闘すること1時間、やっとの思いで、セメントらしき物体“グレー”を取り除いた。気分は爆弾処理班。

フィクスチャ内部にはアバットメント(土台)を接合させる雌部のネジがある。ネジ穴を塞いでいるセメントを取り除くのは良いが、その結果、ネジ山を壊してしまっては、アバットメントを接合できなくなる。フィクスチャのインターフェイスを壊してしまえば、セメントにより閉鎖されたフィクスチャと同様、骨内から摘出をしなくてはならなくなる。

フィクスチャ摘出となれば、患者さんにとって、時間、労力、費用全てが無駄になり、しかも術後の不快事項も大きくなる。

3年前に行かれた、なんじみの歯科医院では、良かれと思いそのようなセメントの流込みを行ったのであろうが、是非、対処する次の人のことまで考えていただけたら、私も、患者さんも苦労しなくて済んだのだが・・・

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