サンフランシスコ学会記 6日目
昨晩は明け方まで起きていたが,自然と8時に目が覚める。11時のチェックアウトまではお決まりの学会記を書く。

 ロビーに降りチェックアウトを済ませ,荷物を預けた。帰りの飛行機は19:35。17時にここを出れば間に合う時間だ。サンフランシスコ最終日はダウンタウンを散策してお土産品を追加購入。まずは,ホテル近くのワイン店「Napa Valley Winery Exchange」へNEALの2010を探しに向かう。

店に入り,NEALの2010はないか尋ねると,女性の店員から「Do you speak Japanese?」と聞かれた。店員は日本人だった。正直,ワインは良くわからないので,日本語でワインを購入できるのは助かる。NEALについて色々教えてもらった。NEALは最近,ワイン通の中で人気のワイナリーでお願いすればワイナリーの見学もさせてもらえるそうだ。残念ながらNEALの2010年ものはなかったが,NEALのビンテージものが1本あるとのこと。値段は$119.95と少々高めだが,最後の1本でもありお勧めとのこと。

そしてもう1本。Opus Oneが目に入った。何とか(忘れた!)ポイントが高いので寝かせて飲むにはちょうど良いとのことであったが,説明されてもいまいちわからない。とにかく,オーパスワン好きの人に最も喜ばれそうなワインを選んでもらってそれを購入することにした。

 一旦ホテルに帰り,購入した2本のワインをスーツケースに入れ,腹ごしらえ。懲りずに再びSuper Duperへ。早めの昼食はハンバーガーとなった。今回はスーパーバーガーにアボガドをトッピングしたが,余計なものは入れない方がこのバーガーは美味いことに気が付いた。



続いてはダウンタウンのモール(West Field)。ここでは各自,自由行動だ。私は「Super Dry」で家族へのお土産を購入し,息子へのお土産を送るために再び先日の郵便局へ向かった。

フェリービルディングへ向かうことにした。最寄りの「Powell駅」からフェリービルディングまでは2駅。$1.85だ。駅から出て,歩いていると講座の大学院生たちに会った。我々がワインを買いに行くと話すと,彼らも購入したいということで一緒にワイン店へ行くことにした。

 ワイン店では,皆にここに来た経緯を説明。「NEALの2010がとてもおいしく,それを探して,別のワイン店へ行ったら・・・」と話すと,皆がNEALの2008を買った。ホテルに戻り,預けた荷物を取り,ロビーの奥を荷物の整理のため使わして欲しいと伝えると「もちろんどうぞ!」と快く使わせてくれた。

 ホテルのロビー奥で小1時間程,時間をつぶし,地下鉄で空港に向かう。島田先生がグーグルで空港行きの電車を調べたところ,時間に近い空港行きは16:10と16:28のようだ。時計は16:03。急げば間に合わない時間でもないが,急ぐ理由もない。おまけにアメリカの鉄道が時間どおりに動いているわけもなかろうと,16:28を目指しゆっくりとホテルを後にした。

 Powell駅では,16:28発空港行きの電車が3分遅れで到着した。意外と時間に正確なので驚いた。途中,霧のサンフランシスコらしく,モヤのかかる山間を抜け空港へは17:10頃に到着した。

 チェックインカウンターで手続きを済ませる。最近のEチケットは便利だ。というよりチケットがいらない。パスポートのみ提示すれば,全て完了。地上乗務員が日本人の風貌だったので「Do you speak Japanese?」と聞くと,「すみません,日本語は話せません。もし,日本語を話せる係員をご希望でしたら別のカウンタにいるかどうか聞いてきます。」と言うので「ああ,いいです。あなたが日本人に見えたので日本語の方が楽だと思っただけです。」と断った。名札を見ると,確かに日本人の名前ではない。東南アジア系と思われる名前だが,顔は東南アジア系でも,中国系でも韓国系でもなく非常に日本人らしい顔立ちだったので間違えてしまった。そして,彼女の答えも「日本人に間違われて光栄です。日本語はとても難しいので,係員の中でも話せる者はごく僅かしかおらず申し訳ございません。」と実に日本人らしい返答だった。

搭乗口では,PCデスクがあり電源もあった。時計を見ると,日本時間は朝の10時ちょっと前。スカイプをすると,タイミングよくつながった。改めて便利な世の中だとしみじみと思った。

機内では,映画を3本観たり,本を読んだりして過ごす。不思議と眠くならなかったのでほとんど寝ずに過ごした。



定刻よりやや遅れて出発したが,羽田へは22時と定刻より20分ほど早く到着。羽田空港はこの時間にもかかわらず,大変な混みようである。入国審査も長蛇の列。バゲージクレームも混んでいて荷物が出てくるまでに随分と時間がかかり,税関を通過できたのは23時だった。

タクシーで帰宅しようとしていたが,迎えに来てくれていた。大正解である。時間も遅く,電車の本数も少なくなっている時間帯で,タクシーも相当混雑していると思われる。これ以上,待たされるのは御免こうむりたい。

羽田は台風の接近のため,ムッとした熱気を伴った湿度に覆われていた。サンフランシスコのカラッとした陽気とまるで正反対で,ふと15年前の留学から帰国した時のことを思い出した。生理的には不快な気候も,生まれ育った環境は精神的にホッとするものである。帰るべき場所に帰ってきた安堵感は何とも言えず心地よい。物理的にではなく,精神的に満足することは,何にも勝るものであるとしみじみと感じながら,車に揺られた。ふと,ぼんやりではあるが,今回の旅行のもう一つの目的に答えが出たような気がした。

今,自分は人生の折り返し地点にいる。人生の治療計画を再評価し計画の確認と変更をする時期でもある。そんな漠然とした思いをここ数年来持っていたが,そろそろ折り返し地点も超えそうだ。きちんと再評価しなくてはならない。旅行中何らかの答えを出せそうな気がして,それをもう一つの目的としていた。

旅のあいだ中,何とか答えを出そうと,色々と理論的に考えたり,あるいは占星術的に占ってみたりもしたが釈然とした答えは見つからなかった。しかし,この安堵感に包まれた時,明確ではないながらも答えが見えてきたように思えた。家に帰るまでは旅行だと言うが,まさに,ギリギリに見えた答えは,そう,「物理的にではなく,精神的に満足できる未来にしよう…」という自分の生き方の基本に戻るべきとの答えなのかもしれない。
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