サンフランシスコ学会記 5日目
今日は朝から観光と決めていたが,USCの後輩の講演が10:15からだと知らされる。午後からと勘違いしており聴講は諦めていたが,急遽,講演を聞いてから観光に出かけることとした。

講演はInnovations in Periodontics Session 5。AAPにはいくつかの講演がある。まずもっとも価値があるのが招待講演。これは学会側で講演者を決め招待して講演をしてもらうものだ。General Session(一般講演)などがこれにあたる。続いて価値あるのが講演を申込み選ばれてする講演。講演する側が講演内容を学会側に提示し,学会側が面白そうだと採用された場合にする講演で,Innovations in Periodontics Sessionなどがこれにあたる。そしてその次が,いわゆる学会発表で,研究成果を学会側に提示し,Accept(許可)を得て口演かポスターで発表する。この3段階だが,もちろん学会発表することすらできないこともある。

 Innovations in Periodontics Sessionは文字通り革新的(画期的)な歯周治療学の講演であるが,彼の演題は「Vestibular Incision Subperiosteal Tunnel Access Treatment of Multiple Recession Defects」。VISTAテクニックと称し,根面被覆をしたい部分の中央部に縦切開を1本入れそこから,専用の器具で歯間乳頭付近まで剥離し結合組織を剥離した歯肉弁(厳密には歯肉弁ではなくトンネル部分)に差込む。縫合は歯頸部の辺縁歯肉中央部を釣り上げるように縫合糸,その縫合糸を歯冠部にフロアブルレジンで接着させる。難しそうだが,歯間乳頭部に切開を加えず,剥離もしないので歯間乳頭の温存が最大限期待できる点は革新的と言える。

さあ,観光だ!

天気も快晴に近く最高で,こんな日に屋根の下にいるのはもったいない。一旦ホテルに帰り,着替えタクシーでFishermans Wharfへ向かう。海辺の街ならどこにでもあるフィッシャーマンズワーフは,DFS(Duty Free Shoppers)のような全国規模のチェーン店ではなく,つまり,「漁師の波止場」で日本で言うなら漁港あるいは鮮魚市場・・・あれ?良い名称が浮かばない。

とにかく,海辺の街に必ずあるフィッシャーマンズワーフに出かけ,昼食→自転車でGolden Gate Bridge(金門橋)→フェリー→お土産の観光スケジュールに入る。ホテルからタクシーで10ドル程度,時間にして10分程度と近い。先ずは腹ごしらえと,テラスのあるレストランに入る。カラマリ(イカ)のフライにシュリンプサンドイッチを頼んだが,ビールはやめてダイエットコークにした。

自転車を借りに「Blazing Saddles Bike Rentals」へ行く。電動アシスト付自転車にしようか迷ったが,二人乗り自転車に決めた。最初に,カードで200ドルをデポジット(保証金)として入れ,返した時に精算するというシステムらしい。また,ここから金門橋を渡り,フェリーで戻ってくる場合のチケットもくれたが使わなければ,料金(11ドル)は請求されないということだ。しかし,フィッシャーマンズワーフから金門橋そしてサウサリートまでは途中多少上りもあるが,サイクリングコースとして快適であるが帰りは上りが多く相当な覚悟がいるということだ。

二人乗り自転車は実に素晴らしい。何が素晴らしいかというと,後部座席ならこぐだけで手はフリー。写真を自由に撮れる。



フィッシャーマンズ・ワーフから自転車で金門橋海峡を北上し,サウサリートという街でフェリーに乗る。直ぐに乗れるフェリーは,自転車での搭乗はいっぱいで次のフェリーが30分後(16:25)に出るので待つように言われる。「次のフェリーをここで待ってなくてもいいのか?」と聞くと,時間になってあるいは少し前に来ればよいと言われたので時間つぶしにお土産を買うことにした。Tシャツなどの土産を買っているとあっという間に時間がったので再びゲートに向かってみると,なるほどそれ程混んでいない。ガイドブックなどでは,自転車の場合は1時間半くらい待たされることがあるとのことであったが,平日だからだろうか,それほど混んでいる様子はなかった。自転車を借りる時に渡されたチケットを係員に渡し自転車ごと乗船。うとうととしていると,あっという間に港に着いた。

しかし降りるときに,あることに気付いた。遠いはずのベイブリッジが目の前にある。そう,フィッシャーマンズワーフ行きではなく,フェリービルディング行きに乗ってしまった。どうやら,サウサリートからは交互にフィッシャーマンズワーフ行きとフェリービルディング行きが出ているらしく知らずに乗ってしまったようだ。しかし,たった数マイルであれば,十分戻れる距離だ。

フェリービルディングのBlue Bottle Coffee(ブルーボトルコーヒー)でエスプレッソを飲む。なるほどアメリカにはない芳醇でパンチの利いたエスプレッソだ。日本に出店するのが待ち遠しい(東京には10月に出店らしい)。お土産屋も何軒かあった。ワイン店もあり,先日Ruth’s Chris Steak Houseで飲んだ赤ワイン,NEALの2010を探したがあいにく2010はなかった(2011が24ドル,2008が48ドル)。2010年は当たり年で人気があるとのことでまたどこかで探すこととした。他の土産屋も,オーガニックを中心に少し高級感のある品々がありお土産に良さそうなものがたくさんあった。フェリーの行き先を間違え,結果オーライであったと言える。

フィッシャーマンズワーフに戻り自転車を返したのが18:03。1時間12ドルのレンタル料(60ドル)と一人11ドルのフェリー代金(22ドル)そして保険の4ドルで閉めて86ドルはなかなかリーズナブルな値段だった。フィッシャーマンズワーフで更に土産屋を回り,ホテルに戻った。

最後の晩餐は,タイ料理と選定。海の幸,山の幸等,色々食べ飽きたのでアジアンテイストに回帰しようという演出であろう。

「King of Tai Noodle House」はホテルのすぐ近くにあった。店は結構賑わっており,待たされるかと思ったら5分だという。本当に5分で中に通されるが,情報通り客の回転が非常に早い。その紹介をしているHPによるとお酒を出さないからだとあったが,ビールはあった。「Tiger Beerはある?」と聞くと,「もちろんだ!」と答えるが,私はたまった旅行記を書かなければならないのでタイのお茶を頼んだ。「タイティーってなんだ?」と聞くと「タイのお茶で,ミルクと・・・・」と説明してくれたので「あ,ミルクと砂糖は入れずにストレートで持ってきて」と頼んでみた。しかし,届いたアイスティは,変わった味のする甘い紅茶だった。

フォーと焼きビーフン,そしてガパオを頼んだ。ガパオには目玉焼きをのせてもらったが,標準ではのってないようなので,のせてくれるように頼むと直ぐに理解してくれた。



味は,本場はもちろん東京で食べるタイ料理にはおよばないが,アメリカでは上出来だと思う。中華料理や日本料理もそうだが,やはりアメリカナイズされると味付けが甘くなる。アメリカ人は,糖分をおいしいと感じるのであろう。
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